ストーリー&解説 ロンメルの蜜命を受け、砂漠を踏破した潜入工作員の活躍また活躍!
砂漠の狐・将軍ロンメルの謀略やいかに!敵中横断3200キロの踏破行が始まった!
ドイツ南方派遣軍として英軍と戦った砂漠の知将ロンメル。彼はアフリカの地で機甲師団を繰り奇襲や電撃戦を得意とし、また情報戦にも長けていた。地中海の要衝でもあるトブルク要塞攻略の直前で進軍してきた師団を止めたロンメルは、海軍情報部の助けを借り現地情報に詳しい工作員をカイロに潜入させる作戦を立案する。かくしてエジプト出身のエプラー大尉、かつてサハラ砂漠踏破経験のあるアルマシー大尉が選ばれ、幾人かの隊員を選抜して砂漠横断潜入作戦コンドルを開始した。砂漠突破の末、ようやくカイロに潜入した工作員は、大胆にもかつての恋人と再会し、英軍司令部の秘書官ケイに接近して戦略情報の獲得に挑む。さらに、恋人アミーナに気持ちを寄せる英軍人スミス少佐さえも篭絡させてしまう。だがその裏で英軍司令部もまた情報戦を仕掛け返すのだった。
ドイツ映画には珍しくエピュキリアンなスパイ活動を描き欧州でも注目された本作は、大戦中のいくつかの実話を織り込んで構成された。1960年にはイギリス映画『カイロ作戦命令』としてリメイクされたが、この時もエプラー大尉はエドリアン・ホーヴェンが演じている。また相棒のサンディ役エルンスト・ラインホルドは、海洋戦記の傑作『鮫と小魚』にも出演している。
(1958年制作/西ドイツ作品)
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