<仕様>
ANRM-22503 /カラー/本編 114分/音声 フランス語/日本語字幕/ドルビー・デジタル(モノラル)/16:9(ビスタ・サイズ)/片面・1層/MPEG-2/無許可レンタル禁止/リージョン2
NTSC日本市場向け/複製不能/フランス
<解説>
監督は「金色の眼の女」「さすらいの青春」で知られるフランスの鬼才ジャン=ガブリエル・アルビコッコ。女流作家クリスティーヌ・ド・リボワールのベストセラー小説「夜明け」を映画化した作品である。監督は言う―「“さすらいの青春”と同じように、この映画では自然が主人公となっている。人物は単なるドラマを進行する役目にすぎない。この“別れの朝”のランド地方は、とてもドラマチックな要素が多くあった。激しい愛が燃える背景としては、これほどピッタリの土地はない。この映画は“美しい愛と死の物語”であるのだ」。
<ストーリー>
フランス西南部にあるランド地方、ナラという地に、今は零落した貴族の一家が住んでいた。気位の高い祖母、最愛の妻に先立たれた無気力なその息子ポール(J・ヴィラール)、これまた結婚に失敗した、後家暮らしの妹エバ(M・ロバンソン)。そしてポールには美貌の一人娘ニナ(C・ジュールダン)、エバには美青年ジャン(C・バルトース)という子供がいた。ニナは従兄弟のジャンに恋心を抱いていたが、ジャンは学友バンサンへの男同志の愛を秘めていた。それを知ったニナは、ジャンへの恋に絶望し、傷心していた。そして戦争勃発―。ナラも占領され、この家の大半はドイツ兵に奪われてしまった。二ナの愛馬を、わがもの顔で乗りまわすドイツ軍将校カール(M・カリエール)に、ニナの心は憎しみから愛へと変わっていく…。
(1971年製作 フランス作品)
日本語字幕 :寺尾次郎
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