<仕様>
ANRM-22477 /モノクロ/本編 108分/音声 フランス語/日本語字幕/ドルビー・デジタル(モノラル)/16:9(ビスタ・サイズ)/片面・1層/MPEG-2/無許可レンタル禁止/リージョン2
NTSC日本市場向け/複製不能/フランス作品
<解説>
自らも暗黒街出身の死刑囚だった原作者のジョゼ・ジョヴァンニが、知人でもあり実在したギャングの生涯を描いた作品。主人公アベル・ダボスに圧倒的な存在感を放つ、リノ・ヴァンチュラが扮し、凶悪な犯罪を次々と重ねるギャングでありながらも、良き夫であり、父親であり、友情を重んじ、優しい側面を持つ人となりの人物が、何か宿命的なものに支配され、滅びていく男の姿を表現している。堅い友情をダボスに示し、自分を犠牲にしてまでもダボスを助けようとする若者にジャン=ポール・ベルモンドが扮し、その恋人役としてサンドラ・ミーロが妖艶かつ清潔な魅力を放っている。
<ストーリー>
ミラノ駅で、一人の男が人目を避けながら、ヴァンチミリア行きの汽車に乗る妻と二人の子供を見送っている。列車が出発すると、男は、もう一人の連れの男と一緒に急ぎ足に駅を出て行く。この男の名前はアベル・ダボスといい、各国の警察から捜査の手がのびているギャングである。もう一人はレイモン・ナルディという彼の相棒だ。度々の計画にドジを踏んだアベルとレイモンの二人は、イタリアの土地にも腰を落ちつけていられなくなった。だが、一文無しではヅラかれない。一か八か、ミラノで荒稼ぎをやって、一気に非常線を突破して、家族の待つヴァンチミリアまで車をブッ飛ばそうという計画だ。二人はこの命がけの仕事に成功するが…。
(1960年製作 フランス作品)
|