<仕様>
ANRM-22467 /モノクロ/本編 93分/音声 フランス語/日本語字幕/ドルビー・デジタル(モノラル)/16:9(ビスタ・サイズ)/片面・1層/MPEG-2/無許可レンタル禁止/リージョン2
NTSC日本市場向け/複製不能/フランス作品
<解説>
1966年度のルイ・デリュック賞は、激戦の末、「地下鉄のザジ」などの脚本を手がけた、ジャン=ポール・ラプノー監督の第1作となるこの作品に授けられた。はじめ、ゴダールの「気狂いピエロ」が有力だったが、どたん場で逆転、1票の差(8対7)で栄誉に輝いた。この映画の背景は、連合軍ノルマンディ上陸作戦の前夜、戦争などには全く無関心な様に見える人々の、のどかな田園叙情詩である。美しい人妻を巡って独仏の男たちが、ほほえましい恋のさやあてを繰り広げる。
<ストーリー>
20歳の可愛いマリー(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、ジェローム(フィリップ・ノワレ)と結婚して、ノルマンディの海辺近くの城のような屋敷に住むようになるも、のどかで退屈な日々に飽き、花の都パリでの生活に憧れの想いをつのらせていた。夫のジェロームは、果樹園を営み、平和な田舎生活に満足しているらしい。若くて美しいマリーにとっては、そんなのん気な夫がいらだたしかった。1944年6月5日、連合軍ノルマンディ上陸作戦の前夜、すっかりふてくされたマリーが屋敷の中をぶらついていると納屋の中で果物泥棒とおぼしきジュリアンと出会う。実はジュリアンは連合国側の軍人で、果樹園に潜伏していたのだ。そんな所へドイツ軍の将校クロップストック大尉が部下を引き連れてやってきた。屋敷を本部とすることが彼の任務だったのである。独・仏の2人の男たちは美しいマリーを巡って、戦争そっちのけの恋のさやあてを繰り広げることになるが…。
(1966年製作 フランス作品)
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