<仕様>
ANRM-22212/カラー/本編126分/音声 フランス語/日本語字幕/ドルビーデジタル・モノラル/16:9(ビスタ・サイズ)/片面・1層/MPEG-2/無許可レンタル禁止/リージョン2NTSC日本市場向/複製不能/フランス・西ドイツ作品
<解説>
この作品の原題は、主人公の刑事が異常なまでに愛するコルトの名前から取っているが、これはピストルの中では最も優れたものとされている。そして、映画では、その重量感が、そのまま刑事の実存と戦いの重さとなって描かれている。瞳に孤独の影を宿し、眉間に哀愁を漂わせ、男の情念が、愛用のコルトと一体化し、銃身そのものとなって火を噴く。アラン・コルノー監督の見事な演出とイヴ・モンタンの渋い魅力が輝く、フィルム・ノワールの傑作。
<ストーリー>
夜ふけの部屋で、男が一人黙々とコルトの弾丸を造っている。オルレアン警察の刑事、マルク・フェロー(イヴ・モンタン)だ。手にする拳銃はパイソン357。職務に実直有能なフェローにとって、この拳銃は、一心同体の存在なのだ。その重い感触だけが、孤独な彼の心を癒してくれる。ある事件をきっかけに、彼は若く美しいイタリア娘シルビア(ステファニア・サンドレッリ)と知り合い、愛し合う仲となる。孤児育ちで、人の愛に飢えていたフェローにとって、この愛は真剣なものであった。しかし彼女には、あまりにも謎が多かった・・・
(1976年製作 フランス/西ドイツ)
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