<仕様>
ANRM-22195/モノクロ/本編107分/音声フランス語/日本語字幕/ドルビーデジタル・モノラル/4:3/片面・1層/MPEG-2/無許可レンタル禁止/リージョン2NTSC日本市場向/複製不能/フランス作品
<解説>
病弱な夫と口うるさい姑にこき使われ、暗く孤独な日々を送る主婦テレーズは、ある日、逞しい男ローランと運命的に出逢う。不倫関係に陥った二人は夫カミーユを弾みで殺害してしまう・・・文豪エミール・ゾラの有名な小説「テレーズ・ラカン」の3度目の映画化で、フランス映画の巨匠マルセル・カルネのリアリズムの傑作として、今なお語り継がれている。1953年ヴェネチア映画祭銀獅子賞を受賞。1954年度キネマ旬報・外国映画ベストテンでは「恐怖の報酬」「ローマの休日」等を抑えて、第1位に選出されている。
<ストーリー>
1950年代初め,ローヌ河のほとりにある南フランスの地方都市リヨン。親戚に孤児として引取られ、育てられた家の息子と結婚し、ラカン生地店の主婦になったテレーズ(シモーヌ・シニョレ)は、病弱でマザコンの夫カミーユ(ジャク・デュビイ)と息子を溺愛する口うるさい姑のラカン夫人(シルヴィー)に挟まれて、暗い毎日を送っていた。そんなある日、酔って帰った夫に付き添ってきたイタリア人のトラック運転手ローラン(ラフ・ヴァローネ)と知り合う。逞しく若々しいこの男の魅力にテレーズはみるみる惹かれ、ローランもまた彼女を思いつめて、二人は不倫関係に陥る。ラカン夫人の目を盗んでは、テレーズの部屋で情事を重ねる二人。真相を知ったカミーユは怒りかつ哀願するが、離婚の意志が変わらないテレーズを、パリの親類の家に閉じこめてしまおうと画策し旅行に誘い出す。パリ行き夜行列車に乗り込んだ二人をローランが追ってくる。激しい口論の末にローランはカミーユをデッキから突き落としてしまう・・・
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