<仕様>
ANRM-22157/モノクロ/本編122分/音声:イタリア語/日本語字幕/ドルビーデジタル・モノラル/16:9(ビスタ・サイズ)/片面・1層/MPEG-2/無許可レンタル禁止/リージョン2NTSC日本市場向/複製不能/イタリア・フランス合作
<解説>
「どんな条件でもいい。女優として一度はアントニオーニ監督の映画に主役を演じてみたい」かねてからの念願を果たしたジャンヌ・モローの名演を得て、アントニオーニ監督が夫婦の愛の"孤独″と“不信″を静かに描いた不朽の名作。ベルリン国際映画祭グランプリ受賞。撮影は、常にアントオーニと組んでいるジャンニ・ディ・ヴェナンツォで、音楽はイタリア・ジャズ界の鬼才といわれるジョルジョ・ガスリーニが担当している。「愛の不毛」を描いた三部作のひとつ。
<ストーリー>
ある日の午後、作家のジョヴァンニ(マルチェロ・マストロヤンニ)と妻リディア(ジャンヌ・モロー)は、病床にある友人の作家トマゾを見舞った。かつてずっとリディアを愛し続けた男トマゾ。もはや回復の見込みはなく、自分をずっと愛してくれた男性の、死を前にしたその姿を見て、リディアの心が激しく波打つ。彼女はトマゾではなくジョヴァンニを選び、作家夫人として何不自由のない毎日を送っていたが、その生活に得体の知れぬ不安が徐々に広がっていく。ある夜、二人が出かけたパーティー会場で、ジョヴァンニはバレンチナ(モニカ・ヴィッティ)に魅了され、彼の視線はたえず彼女を追った。一方リディアは病院へ電話しトマゾの死を知った。胸中で何かが音をたててくずれ落ちた。ポーチの隅で夫とバレンチナが接吻してるのを見たリディアは・・・。繰り返される男と女の空しい試みの末に、果たして“夜″は明けるのだろうか。
(1961年/イタリア・フランス合作)
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